Claude Enterpriseの 推論フックが 正式提供、 5秒で 情報漏えいを 判定へ
Anthropicは11月5日、Claude Enterprise向けのセキュリティ機能を発表しました。プロンプトとツール呼び出しを自社のセキュリティツールで事前に検査する「推論フック」が正式提供となり、設定を見直すセキュリティセンターなどがベータで加わります。
会社でClaudeを使う人は、機密情報を含むプロンプトが外部に漏れる前に止められるようになります。導入や運用は管理者が行うため、一般の利用者は設定を変える必要はありません。
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Anthropicは11月5日、Claude Enterprise向けのセキュリティと管理機能を発表しました。中心は、プロンプトとツール呼び出しを自社の情報漏えい対策ツールで事前に検査する「推論フック」の正式提供です。
推論フックには2種類あります。プロンプトフックは利用者の入力を生成前にセキュリティツールへ送り、許可が出た場合だけClaudeが回答します。ツール呼び出し前フックは、ファイル読み取りやデータベース照会などの実行前に検査します。判定は許可か拒否の二択で、判定の制限時間は既定で5秒です。対応するのは、自社がすでに使う情報漏えい対策ツールや自社のサーバーです。
あわせてベータで加わるのが「セキュリティセンター」です。チャット、Cowork、Claude Codeの設定をAnthropicの推奨値と並べて表示し、直す場所へのリンクと監査向けの報告書出力ができます。ただし、法令順守の証明にはならないと明記されています。報告書では、自動で確認した項目と管理者が確認した項目が区別されます。
管理機能も増えました。親組織の管理画面「admin.claude.com」で、シングルサインオンや利用者同期、ドメイン確認などを会社全体で一度に設定できます。管理APIによる利用者のサインアウトや、自社でのIP許可リスト管理、Claude Desktopでの私用アカウントのブロックもベータで使えます。
Coworkの仮想マシン内で自社のEDRセンサーを動かす連携もベータで始まりました。買収した会社が使う認証基盤はそのまま残すことも、ドメインごとに移行することもできます。セキュリティ側のサーバーに届かない場合に止めるか通すかも、管理者が事前に決めておきます。
注意点もあります。推論フックはClaude Enterpriseの組織が対象で、Amazon BedrockやGoogle Cloud経由の利用には適用されません。セキュリティセンターなどの多くはベータのため、正式提供の時期はまだ示されていません。出典はAnthropicの公式ブログと公式ドキュメントで、11月8日に確認しました。
出典
2026-11-05時点の発表です。料金や提供条件は、その後変わっている場合があります。
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