企業AI改善事例:パナソニック コネクトはAIで年44.8万時間を削減。高校生にもわかる“頼む”使い方
パナソニック コネクトの社内AI『ConnectAI』の考え方を、ふだんの仕事や勉強にどう応用できるかという目線で、やさしく整理します。
ポイントは、AIを“何でも任せる魔法”ではなく、文章づくり・要約・調べ物の下書きを速くする道具として、社員みんなが毎日少しずつ使い、慣れていったことです。小さな時短を全員でくり返した結果、大きな合計になりました。
対話・文章の作業を1つ選び、AIに小さく任せます。
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『会社がAIを使う』と聞くと、特別なロボットや難しいシステムを想像するかもしれません。でもパナソニック コネクトの事例で大事なのは、むずかしいAIを作ったことではなく、対話AI(ChatGPTのような文章のAI)を社内向けに用意して、社員みんながふだんの仕事で少しずつ使ったことです。文章を書く・要約する・調べ物のたたき台を作る、といった時間のかかる作業を短くする、という地味だけど効く使い方を全社に広げました。
どのくらい変わったの?
公式発表によると、社内AI『ConnectAI』(OpenAIの大規模言語モデルをもとに開発)を国内の全社員 約1万2400人が使えるようにしました。導入1年目(2023年6月〜2024年5月)で労働時間を約18.6万時間削減し、2年目(2024年度)はさらに増えて約44.8万時間の削減(前年の約2.4倍)になったと公表されています。1人あたりに直すと月に4時間弱、利用回数は年240万回にのぼります。ポイントは、1回あたりは“ほんの少しの時短”でも、全員が毎日くり返すと大きな合計になるということです。
『聞く』から『頼む』へ
同社は、社員がAIに慣れるほど使い方が『聞く(質問する)』から『頼む(作業をお願いする)』へ変わった、と説明しています。これはあなたにも当てはまります。最初は「◯◯って何?」と質問するところから始め、慣れてきたら「この文章を、小学生にもわかるように300字でやさしく書き直して」のように“作業を頼む”と、時短の効果がぐっと大きくなります。
個人や小さな会社がまねできること
- 公開しても問題ない文章だけをAIに入れて、要約から試す
- 毎週くり返す作業(メール・議事録・お知らせ文)を1つだけ選ぶ
- AIの下書きに、人が必ず事実確認と表現チェックをする
- うまくいった“頼み方”をテンプレにして、同じ品質で使い回す
参考にした公開情報
参考URL:パナソニック コネクト公式ニュース『「聞く」から「頼む」へシフトしたAI活用で年間44.8万時間の削減を達成』 https://news.panasonic.com/jp/press/jn250707-2 / 日本経済新聞『パナソニックコネクト、生成AIツールを自社導入 年間45万時間の業務削減』 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF070A20X00C25A7000000/ 。この記事では、manapick AIに掲載しているChatGPTなどの対話AIに置き換えて、ふつうの人にも応用しやすいポイントに整理しています。
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最終確認日 2026-06-20
このページのQ&A
この記事に関するよくある質問です(サイト全体のFAQは別ページにあります)。
Q1うちは小さな会社でもまねできますか?
できます。まずは公開してよい文章の要約や、メール・お知らせ文の下書きなど、失敗しても大きな問題になりにくい作業から1つ選ぶのがコツです。
Q2AIに任せれば人はいらなくなりますか?
この事例でもAIは“下書きを速く作る補助役”で、最終確認は人がしています。数字・事実・表現のチェックは人の仕事として残ります。
Q3高校生でも練習できますか?
はい。公開してよい文章の要約、発表原稿の下書き、アイデア出しなら練習になります。必ず自分で内容を確かめて直しましょう。