研究:AIが書いたコード、8割は“たった1人”が確認して採用——一番使い込むのは少人数チーム
ロチェスター工科大の研究がGitHub上のAIエージェント製プルリク25,264件を分析。78.9%は1人の開発者が確認・修正・マージしていた。1〜5人の小チームが最も多用(平均50.2件)。「AIは量産できても、レビューは1人分のまま」が全体の速さの上限になっていると指摘。
AIはコードを量産できても、最後に読んで採用するのは“たいてい1人”。AI活用の速さは結局、人の確認力で決まると分かります。任せきりにしない設計が大切です。
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AIにコードを書かせる時代の“意外な現実”が数字で示された。ロチェスター工科大学の研究者が、GitHub上でAIエージェント(GitHub Copilot、OpenAI Codex、Claude Code)が作った25,264件のプルリク(コード変更の提案)を分析し、その内容が7月22日に報じられた。
結論は、AIがどれだけコードを量産しても、それを確認して採用する人はたいてい“1人だけ”ということ。全体の78.9%は、1人の開発者が中身を読み、必要な所を直し、マージ(採用)していた。もっとも使い込んでいるのは大企業ではなく少人数チームで、1〜5人の小さなプロジェクトは平均50.2件と、中〜大規模の何倍も使っていた(一部のヘビーユーザーがけん引)。
一方で多くのプロジェクトは3か月で1〜2件しか使っておらず、利用は二極化している。重要なのは“レビューが上限になる”点だ。AIは並行して大量のコードを出せるが、それを読んで良し悪しを判断するのは人間で、時間には限りがある。実際、活発な小チームでも大半は1人レビューのままだった。採用率は1人レビューで81.2%、複数レビューで80.3%とほぼ同じで、質は落ちていない。
私たちに関係するのは、“AIに任せれば速い”は半分正解で、最後は人の確認力が全体の速さを決めるということ。AIを使いこなす鍵は「出させる力」より「確かめる力」かもしれない。注意点は、この調査が採用時点までを見たもので、後からの手戻りや不具合は範囲外であること。出典=Help Net Security(元研究はarXiv)。
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