美団 LongCat-2.0開発・コード確認済み

中国・美団が『LongCat-2.0』を公開——1.6兆パラメータを5万基の国産チップだけで学習、コーディングでGPT-5.5超えを主張。ただし『偽りのオープンソース』論争も

中国の美団(Meituan)が総パラメータ1.6兆のAIモデル『LongCat-2.0』を発表・オープンソース化したと2026年7月3日にBigGoなどが報道。学習から推論まで全て5万基の国産チップで完了させ、コーディング試験でGPT-5.5超えを主張。一方でモデル本体(重み)は未公開のままで『本当のオープンソースか』と議論に。

  • 2026-07-05
  • 最終確認日 2026-07-05
自分にどう関係する?

中国が自国製チップだけで超巨大AIを学習できた事実は、米中のAI競争や『どの国のAIを使えるか』の地図を変える大きな出来事です。

ニュースをやさしく解説

結論から言うと、中国の美団(Meituan)が総パラメータ1.6兆の大規模AIモデル『LongCat-2.0』を発表・オープンソース化したと、2026年7月3日にBigGoなどが報じました。コーディング試験でGPT-5.5を上回ると主張する一方、『本当のオープンソースか』という論争も起きています。

何が起きたかというと、LongCat-2.0はMoE(混合専門家)型で、総パラメータ1.6兆のうちトークンごとに平均約480億だけを動かし、100万トークンの長文をそのまま扱えます。

最大の特徴は、学習から推論まで全てを5万基の国産ASIC(AI専用チップ)だけで完了させた点で、この規模で『完全国産』の事前学習を実証したのは初とされ、通信も華為(ファーウェイ)製ライブラリを使ったと公表しました。具体的には、難関テストSWE-bench Proで59.5(GPT-5.5の58.6を僅かに上回る)、Terminal-Benchで70.8を主張。

API料金は100万トークン0.3ドルとGPT-5.5の2.5ドルより大幅に安く、OpenRouterでは匿名『Owl Alpha』として世界の呼び出し量トップ3に入っていました。ただしHugging Faceでは重み(モデル本体)が『近日公開』のままで、公開済みは推論用のコードだけ。

学習データや費用・チップ名は非公開で、『完成品は渡すがレシピは渡さない=偽りのオープンソース』との批判も出ています。私たちにどう関係するかというと、中国が自国チップだけで巨大AIを学習できた事実はAI競争の地図を変える出来事です。注意点として、重みやコストが不透明で、現状の性能は各社の自己申告に頼る部分が大きいことに留意しましょう。

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