アリババの「Qwen 3.7-Plus」が正式提供——目で見て・考えて・自分で作業するAIへ
アリババのQwenチームが2026年6月1日、画像や動画も理解できる「Qwen3.7-Plus」を正式提供。約100万トークンの長文に対応し、道具を使いながら自分で作業を進める“エージェント”機能が強化されました。
アリババのQwenチームが2026年6月1日、画像や動画も理解できる「Qwen3.7-Plus」を正式提供。約100万トークンの長文に対応し、道具を使いながら自分で作業を進める“エージェント”機能が強化されました。
何があった?
中国アリババのAIチーム「Qwen(クウェン)」は2026年6月1日、新モデル「Qwen3.7-Plus」を正式提供(GA)したと発表しました。文章だけでなく画像や動画も理解できる“マルチモーダル”型で、アリババのクラウド基盤「百錬(Bailian)」上などで使えます。
何がすごい?
Qwen3.7-Plusは一度に約100万トークンの長い情報を扱え、深く考える推論、道具(ツール)の呼び出し、結果を見て自分でやり直す“自律的な反復”といったエージェント機能を備えます。価格は上位の「Qwen3.7-Max」の約6分の1とされ、性能と安さの両立が魅力です。報告では総合的な知能指標で中国モデル首位、誤情報(ハルシネーション)の少なさも上位とされています。
どんな使い方に向く?
アリババは上位のMaxを使い、人の手を借りずに約35時間連続で作業を続け、1,158回もの道具呼び出しをこなすデモを示しました。これは「長く動き続けるAI秘書」が実用に近づいていることを意味し、Plusも同じ系統の機能を手頃な価格で提供します。
私たちにどう関係する?
翻訳や調査、資料の下調べなど“時間のかかる作業”を、安く長時間まかせられるAIが増えています。日本語にも対応する中国系モデルは性能を大きく伸ばしており、用途や予算に応じて選ぶ目を持っておくと役立ちます。
why care
自分に関係ある?
上位モデルの約6分の1の価格で多機能。長時間ひとりで作業を続けられるため、調査やデータ処理を任せる用途で日本のユーザーにも選択肢が増えます。