実務の小技仕事・自動化6分で読める

Excelの関数をAIに日本語で頼む:5行のテスト表で確かめてから使う

「条件に合う件数と合計を出したい」を日本語で伝えれば、AIは数式と説明を返してくれます。ただし本番の表に入れる前に、答えが手で分かる5行のテスト表で確かめるのが安全です。

結論

列の並び、条件、答えを出すセル、Excelの種類をそろえて伝え、数式と説明を頼みます。返ってきた数式は、答えを先に手計算しておいた5行のテスト表に入れて確かめ、一致してから本番の範囲に広げます。

向いている人
社会人
準備
ExcelかGoogleスプレッドシート。本番の表とは別に、練習用のシートを1枚。顧客名や金額は架空の値に置き換えます。
ゴール
条件つきの件数と合計を出す数式を、手計算の答えと一致することを確かめてから本番の表に使う。
使うAI
ChatGPT・Microsoft Copilot・Gemini

関数名を知らなくても、やりたいことを日本語で書けばAIは数式を提案してくれます。つまずきやすいのは、列の場所や『以上』と『より大きい』の違いをAIが推測で埋めてしまうことです。この小技では、伝える情報をそろえ、答えが分かっている小さな表で検算します。Qiitaの@saltyofficeさんの記事も、練習用ファイルで1行ずつ試し、手計算と照合してから範囲を広げる手順を勧めています。

まず、答えが手で分かるテスト表を作る

練習用シート「売上」(2〜6行目)
行A 顧客B 金額C 状態
2顧客112,000済
3顧客28,000済
4顧客310,000済
5顧客415,000未
6顧客5(空欄)済

架空のデータです。わざと「ちょうど10,000」と「空欄」の行を入れて、境目の扱いを確かめられるようにしています。

広告
条件「金額が10,000以上で、状態が済」の正解(先に手で出す)
件数2件(2行目と4行目)。4行目のちょうど10,000は「以上」なら入り、「より大きい」なら入らない。
合計22,000(12,000+10,000)。
入らない行3行目は金額不足、5行目は状態が未、6行目は金額が空欄。

AIへの頼み方

数式を頼む依頼文(独自例)
Excel(Microsoft 365)で数式を作りたいです。
シート「売上」は、A列=顧客名、B列=金額(数値)、C列=状態(「済」か「未」)で、データは2行目から6行目です。
B列が10000以上で、C列が「済」の行について、件数をE2に、金額の合計をE3に出したいです。
・数式と、その意味を初心者向けに説明してください
・「以上」と「より大きい」で結果が変わる行があれば教えてください
・B列が空欄の行がどう扱われるかも教えてください
伝え方で変わること
情報が足りない頼み方「売上を条件つきで数えて」だけでは、どの列が金額で、境目を含むのかをAIが推測するしかありません。
そろえて伝える頼み方列の並び・データの行範囲・条件・答えを出すセル・Excelの種類を書くと、そのまま貼れる数式と説明が返りやすくなります。

テスト表で確かめてから広げる

検算の手順
  1. 返ってきた数式をE2・E3に貼り、件数2・合計22,000になるかを見る。
  2. 4行目の金額を9,999に変えて、件数が1・合計が12,000に変わるかを見る。境目の扱いがこれで分かる。
  3. 一致しなければ、テスト表の結果と自分の正解を書いてAIに伝え、どこが違うかを聞く。
  4. 一致したら、範囲だけを本番の行数に合わせて広げ、数件を手計算で抜き取り確認する。

Excelの中で頼む方法もある

Microsoftの公式ヘルプでは、Microsoft 365のExcelでホームタブのCopilotアイコンを開き、日本語で数式を頼むと、数式の候補とその説明が示されると案内されています。生成された内容は確認してから使うよう明記されています。なお、セルにAIの回答を出すCOPILOT関数は、2026年9月14日でサポートが終了したと公式に案内されています。古い解説記事の手順をそのまま使わないでください。

確認に使った公式情報・参考記事

PR

次の一歩におすすめの本・教材

広告(アフィリエイト)リンクを含みます。

広告

次に見るページ

この記事で使うAI

OpenAI

ChatGPT

無料枠あり

文章作成・要約 / アイデア出し / 画像生成(GPT image)

対話・文章日本語◎
無料
あり(GPT-6の通常テキスト会話。ファイル・画像・音声等は制限あり、不正利用防止の条件あり)
料金
Go 月¥1,400 / Plus 月¥3,000 / Pro 月¥16,800〜(日本の公式料金ページの表示。税込・税別の記載なし)

最終確認日 2026-10-24

無料枠あり

文章作成・要約・アイデア出し / Web検索にもとづく回答 / 画像生成

対話・文章日本語◯
無料
あり(Web版は無料。未ログインでも利用でき、ログインすると履歴・画像生成・長い会話・音声などが使える)
料金
Microsoft 365 Personal 月¥2,130、Family 月¥2,740、Premium 月¥3,200、Pro 月¥16,000(日本、継続課金。AI機能と利用上限はプラン別)

最終確認日 2026-10-19

Google

Gemini

無料枠あり

検索とつないだ回答 / Deep Research(自動調査) / 画像生成(Nano Banana)

対話・文章日本語◎
無料
あり(Googleアカウントで利用。画像生成・Deep Research等は利用上限あり)
料金
日本の個人向け通常月額:AI Plus ¥725 / AI Pro ¥2,900 / AI Ultra ¥14,500〜。対象者・機能・契約条件は公式参照

最終確認日 2026-10-17

このページのQ&A

Q1Googleスプレッドシートでも同じですか?

依頼文の「Excel(Microsoft 365)」を「Googleスプレッドシート」に変えて頼みます。関数の対応はソフトで違うことがあるので、同じテスト表で確かめてください。

Q2テスト表はなぜ5行なのですか?

答えを手で出せる大きさにするためです。境目の値や空欄など、間違えやすい行を意図して入れておくのがポイントです。

manapick family

manapickの関連サイト